A129/AG129マウス
Q&A集

Q1: A129とAG129の違いは何ですか? A1: A129 マウスはIFNα/βRKOマウス、 AG129 マウスはIFNα/β/γRKOマウス(ダブルノックアウト)となり、AG129マウスはINFγRもノックアウトされています。
Q2: どのような研究分野に活用されていますか? A2: 論文情報が主となりますが、人獣共通感染症領域で使用され、対象はデング熱、ジカ熱の感染実験、ワクチン開発の領域が多く見受けられます。
Q3: なぜA129とAG129が上記、研究分野に適しているのですか? A3: 感染症を成立させるだけの場合、重度免疫不全動物を利用する場合もありますが、感染防御反応をつかさどる一つであるIFNの機能を欠失させることで免疫機能を有しながら、感染が成立するモデルとして多くの研究機関で使用されています。
Q4: 通常のマウスと比較して、気質等にどのような違いがあるのですか? A4: 特に取り扱いが難しい系統ではありません。背景系統はS129マウス(129SvEv)となり、出生仔数も平均6匹/腹となります。
Q5: なぜマーシャルが上記を取り扱っているのですか? A5: この系統を保有するB&K Universal社(英国)を2009年に米国マーシャル社が買収し、日本での取り扱いはその日本法人である当社が総代理店として窓口となります。
Q6: 生産はどこで行っていますか? A6: B&K Universal社で継続して英国にて生産しています。
Q7: 英国から日本へ、マウスの状態に問題なく輸送できるのですか? A7: 日本に夏場も含めて過去に数十回以上輸入していますが、特に問題ありません。
Q8: A129、AG129マウスのバックボーン(背景系統)はどの系統? A8: S129マウス(129SvEv)となり、ご必要であれば、同じB&K Universal社にて飼育しているため、輸入販売可能です。
Q9: 通常のマウスと比較して、推奨される飼育方法は? A9: 特に取り扱いが難しい系統ではありません。施設内の基準に適合した飼育方法にて飼育していただければ問題なく飼育できると考えています。
Q10: お勧めの環境エンリッチメントはありますか? A10: 繁殖をさせる場合には巣材は必須となります。マウスには、齧る、巣作り、隠れるという自然行動の特性があり、ストレス解消、不安軽減、退屈しのぎを行っています。当社が販売する麻素材のHappi-Matsはそれらの行動すべてを誘発できるため、環境エンリッチメントとして適していると期待しています。


Q11: ファイティングは起こりやすいですか? A11: この背景系統であるS129マウス(129SvEv)は穏やかであり、ノックアウトした遺伝子も気性にかかわっていないため、特段、ファイティングが多い系統ではありません。ただ、マウスの自然行動の一つとしてファイティングは見られますので、完全に防止することは難しくなるため、お互いが見られないような隠れ家、床敷交換する際に新たなケージにも匂いを移動させるような工夫をすれば軽減が期待できます。なお、隠れ家、匂いの移動(繰り返し利用)という点で当社の販売するHappi-Matsは適する環境エンリッチメントになるかもしれません。
Q12: 購入の流れを教えてください。 A12: ライセンスの契約を締結した後に注文可能となります。A129マウス、AG129 マウスの在庫に問題がないようであれば、通常、発注から3週間程度先に納品可能です。その間に、英国側で日本へ輸入するための健康証明書を当局から取得(輸入動物届け出制度で輸入には必要な書類)、配送手配、国内の通関、配送手配の準備を行うようにします。
Q13: 繁殖はできますか? A13: ライセンスを 締結した組織(大学であれば講座単位)で可能です。第三者での繁殖は禁止となりますので、ご注意ください。
Q14: ライセンスの仕組みについて教えてください。 A14: A129 マウス及びAG129 マウスを使用する権利を授与する覚書となります。繁殖なども締結者に限れば可能となります。ライセンスは営利企業、非営利企業で金額は変わりますが、初期費用及び更新費用が発生します。この発生日は使用権の開始日となるため、初回の納品日が起算日となります。
Q15: なぜライセンスという仕組みが設定されているのですか? A15: 当社は民間企業となり、このマウスの販売にて業務が成り立っています。一方、KOマウスは世界的に研究機関内で繁殖する場合が多いことも承知しており、繁殖の許可を行う事と同時に、いつでも生体を供給できるようライセンス費用にその維持運営費を賄っています。なお、繁殖しない場合においてもマウスのコロニー維持にライセンス費用を充当しているため、ライセンス費用の支払いは必要となります。
Q16: ライセンス料とは別に、マウス費用が必要になるのですか? A16: ライセンス費用とマウス費用は別物となります。ライセンスを取得すれば、一年更新で使 用することができるため、その間のマウスの購入は追加のライセンス費用が必要となるわけではありません。
Q17: 受精卵の状態で維持していても、ライセンス料はお支払いする必要があるのですか? A17: このライセンスはA129マウス、AG129 マウスの使用する権利となるため、受精卵を施設内で凍結保管している場合は、研究者のご希望に合わせていつでも使用できる状態となっているため、ライセンスの更新が必要となります。
Q18: 購入時に最小の購入ロットがあるのですか? A18: 生体となるため、繁殖する場合においても不妊のリスクがあるため、雌雄、各複数での購入を推奨しております。輸送箱は二重箱となっており、内箱は最大5匹が入る箱2つとなります。このため、輸送代(二重箱1箱)を考えると、雌雄各5匹以下が望ましいかと考えています。
Q19: 購入時に最も若い週齢は? A19: 4週令にて出荷可能ですが、在庫によって週令幅をいただく場合もございます。
Q20: 通常はどの週齢での注文が多いのですか? A20: 多くの場合、検疫後に繁殖またはSPF化をしたいケースがあり、この場合は、8週令以上を希望されています。なお、試験に使用する場合は、参考する論文に基づき、注文される場合が見られます。


Q21: 購入時には、どれほど前もって購入決定する必要がありますか? A21: 在庫に問題がなければ、3週間程度でお届け可能です。納品したい日がおおむね決まっているようであれば、できる限りお早めに教えていただけましたら幸いに存じます。
Q22: 購入時のおおよその金額はいつごろ分かりますか? A22: B&K Universal社に在庫を確認した際に価格情報も確認するため、概算はその返答する際に提示可能です。正式金額は、入荷する2週間前月曜日(月曜日が祝日の場合、その後の平日)のT.T.S.レートを用いて見積書を作成いたします。
Q23: マウス費用について、なぜ定価が設定されていないのですか? A23: 日本国内で生産していないため、毎回、輸入する際に固定費(健康証明書、通関費用、国内配送費用)および流動費用(箱代、英国から日本までの配送費用、為替)となるため、毎回、輸入状況に合わせて計算する必要があり、定価設定が難しくなることをご理解ください。
Q24: 購入時の正式な価格は、いつごろ決定するですか? A24: 入荷する2週間前の月曜日(月曜日が祝日の場合、その後の平日)のT.T.S.レートを用いてマウスの見積書を、ライセンス費用は納品日のT.T.S.レートて見積書を作成します。
Q25: なぜ営利団体向け価格と非営利団体向け価格の2つが設定されているのですか? A25: 非営利団体はアカデミア研究で使用する場合が多くあり、当社としてもできる限りの割引対応を行い、研究支援を行いたいと考えています。
Q26: ライセンスの支払い時期について、どの程度柔軟に対応してくれますか?(アカデミアのお客様が年度予算の調整をされたい場合) A26: ライセンスは1年更新となりますが、支払いの関係上、年度支払いに変更したい場合があることを称しております。この場合、ライセンス更新する際に年度更新に変更可能です。この場合、ライセンス更新は1年より短くすることはできないため、更新日から年度末の場合、3月31日までの日割り計算で、そして4月1日から一年の更新費用となります。この際の正式見積書は、日割り分は更新日、年度分は4月1日のT.T.S.レートにて算出いたします。
Q27: JAXのB6の背景のマウスの購入方法を教えてください。 A27: ジャクソン研究所が保 有する以下の3つの系統は当社とのライセンス契約が必要となります。 B6.129S2-Ifnar1tm1Agt/Mmjax (MMRRC Stock No: 032045-JAX | IFN-αβR-) Jax code #: 010830 B6.129S7-Ifngr1tm1Agt/J Stock No: 003288 | Ifngr KO B6.Cg-Ifngr1tm1Agt Ifnar1tm1.2Ees/J Stock No:029098 |Ifngr1 Ifnar1 double knockout これらのマウスもA129マウス、AG129マウスと同様に繁殖は可能ですが、第三者への委託は許可されておりません。締結後、当社よりジャクソン研究所に出荷許可の連絡を入れるようにいたします。ライセンス開始日は使用権となるため、納品日を起算日とし、その日のT.T.S.レートにてライセンス費用を算出いたします。
Q28: 購入後は、文献等に記載する場合、何か制限はありますか?得られたデータは自由に文献投稿できますか? A28: ライセンスにて購入者は自由に投稿できることを明記しております。
Q29: どのような研究機関や施設が活用していますか? A29: 守秘義務があり、詳細は開示できかねますが、発表された文献で見ると大学、研究所での感染症領域が多く活用しています。
Q30: 文献にはどのような例があるのですか? A30: 人獣共通感染症領域で使用され、対象はデング熱、ジカ熱の感染実験、ワクチン開発の領域が多く見受けられます。


Q31: 学会でのポスター発表例はありますか? A31: 当社ですべて追跡しきれ折りませんが、感染領域での使用例を確認しております。